東京都教委の処分が妥当との判決は非常に気分が悪いものだった。しかし、どのような論理で妥当と断定したのかが興味のあることだった。 事件名は「戒告処分取消請求事件」で判決文は裁判所判例集の中にある。 テレビで弁護士が、判決の結果ではなく判決そのものが酷いと言っていた。読んでみたらその通り酷いものだった。その点を書こうと思っていたら、反論は判決文の中にあった。新聞にも載っている一裁判官藤田宙靖の反対意見だ。 藤田宙靖裁判官の見識の高さと堂々と正論を述べた勇気に賞賛を送る。 藤田宙靖のホームページはこちら。その論説の中身は濃いようだ。 反対意見は末尾に転載する。 この裁判は違憲裁判である。法律や業務命令だけを取り上げたら処分は妥当と決まっている。思想信条の自由が「公共の福祉」とどのように関係しているかを判定しなければならない事件だ。 判決文で「公共の福祉」に触れる言葉は、バカバカしい言葉ばかりだ。
先日こんなエントリーをあげたら いろいろなblogからトラックバックをいただいた。 それらのエントリーを読んだ結果、先日の東京地裁が出した「日の丸・君が代の強制は違憲・違法」という判決に対する意見は、大きく2つにわかれることが判明した。 賛成か、反対かである。 と、とりあえず、当たり前のことを言ってみました(笑) で、ここからが本題。 反対派の理屈が、夫婦別姓に反対する人たちによくにているなぁ、と思ったりしたので、そのへんを一つ。 1.「みんな、ボクと同じことしなきゃ、ダメだよ!」と言い張る。 この判決は別に「公立の学校が入学式や卒業式で日の丸を掲揚したり、君が代を斉唱したりしてはいけない」と言っているわけではない。 「日の丸に向かって起立する、君が代を斉唱することを禁ずる」と言っているわけでも、もちろん、ない。 「起立したくない、歌いたくない人間には強制するな」と言っているだけだ。 そし
石原都知事は22日、都庁で緊急記者会見を開催。席上、 「国旗からは人間力イオンが発散されており、浴びた者の人間力を向上させる効果がある」 との事実を初めて明らかにした。会見は、前日に東京地裁で出た「国旗・国歌強制は違憲」との判決を受けたもの。 人間力イオンは、日章旗に染み付いた戦争犠牲者や旧植民地強制労働人夫の血がプラズマ変異を起こすことで発生する。ヒトが吸入するとすぐれた人間力が沸き起こり、雅子妃を石女呼ばわりしたり、匿名掲示板に中韓を差別する書き込みをしたくなるパワーが生まれるという。知事が首都大学東京の特別チームに秘密裏に研究させた結果あきらかになった。 石原氏は、 「これまでは科学的検証が不完全だったため、都内公立校には “とにかく掲揚を” との指示しか出せなかった。申し訳ない」 と陳謝。 「この人間力イオンを活用すれば、まともに授業を聞いていない教室の3列目以降の子どもも、国会で
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