人脈って、何だろう。 語意としては「人と人との繋がり」らしいが、何がどう繋がっていれば有用で、仕事に生かせるのかと聞かれれば、すぐに答えが出てこない。 分かっているようで実はあやふや、でもなぜか「彼には人脈があるから」などと、能力と同列で語られたりする不思議なシロモノだ。 実務こそ正義をモットーとする筆者としては、話の中で人脈自慢をする者には、とりあえず「おっ、眉唾野郎だな」という印象を持ってしまう。 だが同時に、自分は究極のコネ社会・中国で暮らしているせいか、時として人脈が輝きを放ち、ミラクルを起こすことも理解している。 そこで最初の問いに戻ると、筆者は人脈とは「己に利用価値がある場合、仕事で生きる人の縁」と考える。 人脈の太さ細さは常ならず。 自分の持つ人脈がイザという時に頼れるか、職を移っても使えるかどうかは、あなたの主観では決まらない。 むしろ人脈のキモは、相手の目に自分がどう映る