人材育成で悩んでいる人事担当者、部下指導を「なんとなく」で行っている管理職が、感覚的な指導から脱却し、部下の活躍を促すために有効な打ち手について、株式会社PDCAの学校 代表取締役の浅井隆志氏が解説。本記事では、「なんとなく指導」が起きてしまう原因と対処法について語っています。 各国に遅れを取っている日本の労働生産性 浅井隆志氏:日本のGDP、それから1人当たりの生産性とでいきますと、中国にはもうとっくの昔に抜かれています。 中国を筆頭にアジアの成長率は著しいんですが、自己啓発をしている割合はどれぐらいかというと、アジアの平均が80パーセント、中国で90パーセント、日本は44パーセントです。僕の感覚でいうと3パーセントくらいなので、天と地の差が開いてるんじゃないかなと思います。 もう1つ本当に余計な話をしますが、「詰め込み教育が良くない」と言われた時代がありましたね。それから、ゆとり教育が