ブックマーク / anond.hatelabo.jp (413)

  • ラブレター

    たしか芥川龍之介氏だったでしょうか、恋とは性欲の文学的表現だと言っていたのは。 僕のあなたに対する感情を表すならまさにそれに近いわけです。もっともその質は性欲ではないので安心してください。 少し僕の話をします。 僕はその、みかけ一丁前な自意識が出来あがっていく頃、具体的には中学生の頃なんですけど、自分のことを一人ぼっちだと思っていました。物質的にではなく、精神的にです。 生活には余裕がありました。勉強も運動も苦手ではなかったので、特に不自由はしませんでした。僕のことを好きだと言ってくれる子もいたくらいです。 コツコツ勉強をするのは嫌いでした。部活動は何度も理由をつけてサボっていました。にもかかわらずそれなりの結果を出せていました。 しかし努力の結果ではないので充実感もなく、自分がそれが得意だと思ったことはありませんでした。 まさに砂上の楼閣ですね。高校に入ってこの町を出たらただの凡人なん

    ラブレター
  • 改札

    以前のようには込み合ってない けれど全体的に見れば毎日同じ程度の人間がその自動改札を抜けていく 整然と、あるいは駆け足で人々が通過していく改札に、拒絶するような甲高いアラームが響いた 閉まった扉に押し戻された一人の中年の男が手元のカードを見詰めた 彼はカードに疲労した目を向けたまま、一瞬の間を置いて列から離れる 男の後ろに並んでいた若い男が苛ついた表情で小馬鹿にするようにわざと肩をぶつけた カップルらしい若い女が遠慮のない笑いを浮かべながら後に続く 若い男女の後に緊張した面持ちの女が男と似たカードを差し込んだ アラームは鳴らず、女は改札を一人で通っていった ホームへ向かう途中、女は一瞬歩みを緩めたが、そのまま進んだ。その先には誰かが待っているようだった アラームの鳴ったカードを手に改札の前で立ち尽くしていた中年の男に、同じような年格好の男が声をかけた 「改札を通るには、最低の金額が入ってな

    改札
  • ストーカーにならないために自衛しよう

    世の中にはどうしてもストーカー体質の人がいます。 それは性質なのでどうしようもありません。治す方法はありません。 治す方法はありませんが、ストーカーにならないために、気をつけることはできます。 自分はストーカーになってしまうかもしれない、もしかしたら自分はストーカーかもしれないとお悩みのあなた。 まずは自覚を持つことから始めてください。 ストーカーにならないための第一歩ストーカーは基的に片思いです。 ストーカーにならないためには、まず片思いをしてはいけません。 片思いではなく両思いなら大丈夫です。どうしても恋を我慢できない人は両思いになりましょう。 それでも片思いをしてしまった人は?それでも片思いをしてしまった人は、できるだけ早く新しい恋を見つけることです。 両思いにさえなればストーカーになる心配はありません。 早く両思いになりましょう。 無理、諦められないという人は?相手と距離を置くと

    ストーカーにならないために自衛しよう
  • 天使になりたいな

    最近、心が疲れているのか天使を探している。ネットの中や、街の雑踏、高層ビルの天辺、路地裏何処にもいない。天使たちは地上の汚れた空気を吸うと死んじゃうのかなあ。他の人を救うのに忙しいのかなあ。悪い人たちに殺されちゃったのかなあ。自分が天使になれればいいのにと思った。僕は天使になれない。僕はキモメン男だ。透き通るような肌の誰から見ても美しいと思うお顔と体、そして白い美しい羽を下さい。天使になりたいんです。ツイートする

  • ペースメーカーとスマホ。電車内のマナーの話。

    3連休最終日の昨日、旅行先からの帰宅中、 電車の中での出来事。 特に席を譲る必要のある人が周囲に見当たらなかった為、 僕はいくつか空いていた優先席の1つに腰掛け、を読んでいた。 しばらくすると、突然くぐもった男の人の大きな声で 「ペースメーカーが入っています!携帯を使わないでください!」 と聞こえ、驚いた僕はを落としてしまった。 顔を上げると、初老の男の人が胸を押さえてハァハァと息を切らしながら、 向かいの席に座っていた青年にスマホの使用を止める様に訴えていた。 周囲の人も「え?なになに?」と顔を見合わせ、 言われたであろう青年はバツが悪そうに携帯(スマホ)をしまった。 次の駅に着く。乗り込んできた人の内、数人はスマホをいじっている。 当たり前だ。今の日でスマホをいじっている乗客がいない電車なんてありえない。 するとまたその男性は、 「携帯を使わないでください!以前倒れたことがありま

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  • 俺は性犯罪者予備軍なのかな?

    中学生向けの塾の講師やってるんだけどさ、やっぱり質問とか来られてもさ、正直男の子よりも女の子の方が嬉しいし、その女の子が可愛ければより嬉しいんだよね。もちろん、可愛い女の子だからって態度を変えるつもりはないけど、やっぱり自然とデレデレしちゃう部分はあるというか、1人すごく可愛くて好みの女の子がいる。AV女優の音市美音って子にそっくりな子。数作で辞めちゃったんだけどね。中学生相手に下心を持ってるわけじゃないよ。喋ったら幸せな気分になるというか、別にだからといってあわよくば性的な関係をみたいなことは思っていない。問答無用で犯罪だしね。でも、現実にはたぶんその子が好きなんだろうね、憧れというか、体がその子を望んでいる気がする。けしていやらしい意味ではない。好きな人と一緒にいると嬉しくなっちゃうみたいなこと。まだ胸が苦しくなったりはしないし、それほど重症ではないけど、こうやって文章にしてみると、俺

  • 神戸住みだけど、横浜ってショボイね

    東京に行くついでに寄ってみたらショボくて笑った。神戸に勝ってるのって、中華街だけじゃん。まず、近代建築がショボい。銀行建築だけだよね、横浜が誇れるのって。神戸の北野みたく、個性豊かな個人の住宅が残っていない。まあ関東大震災があったから仕方ないけど、ちょっと肩透かしをらった。てか横浜は街並みが汚いよね。神戸の旧居留地のが開けてて綺麗。あとさ、みなとみらいにある日丸って建造も母港も神戸なんだよね。横浜があまりに名所がないからって、貸してあげたみたい。 それに、繁華街も神戸の方が密度があって栄えているイメージ。横浜はでかい箱物って感じ。横浜が誇る人口だって、面積広いだけじゃん。あと、東京のベッドタウン(笑)で稼いでいるだけ。なんかさ、横浜って東京の属国みたいな感じだよね。頭があがらないイメージ。その点神戸は、大阪や京都に対しても胸を張って誇れるものがあるし、内心下に見ているよ。 あとさ、横浜

    神戸住みだけど、横浜ってショボイね
  • 人の顔を「キモい」って言う人が嫌い。

    高校1年生です。男子です。 ある日いつも通りに登校したら、ホームルームの前の時間に 同グループの仲の良い男女同士が「1年で一番キモいやつは誰か」について話していた。なぜだかは知らない。 話があっちこっちに行ったり来たりしながらも その中のひとりが「�やっぱさ、一番キモいのは◯◯じゃね?!ww」と、いきなり大きな声で言った。 ◯◯くんが同じ教室にいたの知っていたはずなのに。 他の一人が「おい聞いてんだろ、やめろよ」って制した。その顔も笑っていた。 ◯◯くんは何の反応も見せずに、文庫を読み続けていた。 いくらその背中を眺めつづけてみても、彼の心情を読み取ることはできなかった。 とにかくそういう話を嬉々としてするあいつらのことが僕は大嫌いで だがしかし正面切って「そんなこと言っちゃダメだよ」と言う勇気もなく そこに目をつぶって彼らに迎合する気なんかは毛頭なく 「こいつらと仲良くなるのはやめとこ

    人の顔を「キモい」って言う人が嫌い。
  • 男に対する偏見と暫定的結論

    なんかすごいコメントついてびっくりしています。そして恥ずかしいです。 これは私のこころの声丸出しです。注意、これは日記です。そして私の恋愛感は一般的でないし、それが正しいとも思うわけないです。 だからタイトルに偏見、また暫定的とつけました。浮気するのもされるのも経験しないとほんとに分からないから、色々学んだと思って記録しました。 昨日、セフレ(添い寝するフレンドいわゆるソフレに近い)と一緒に寝ていて、何故か寝付けなかった。横でぐーぐー寝てる男を見ながら、2時間くらいしか寝れなかった。 いつもなら人の体温で安心して寝れるのに。昨日はお互い気分が乗らずにやらなかった。しかも暑くて狭いベッドでくっつきたくない。 わざわざ仕事終わりに付き合ってるわけでもなく、飲むわけでもなく泊まりに行くのは寂しいから。 まだ好きだけどお互い無理だと思って、遠距離だった彼氏と別れて。向こうは彼女はめんどくさいけど、

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  • クリエイティブになりきれず

    僕は美大の建築科を卒業して、設計事務所に就職した。美大の建築というと、皆アトリエ系という俗に言う有名建築家の事務所へ行き、弟子になるのが一般的なのだが、僕は奨学金もあったし、普通に社会人になったらお金も欲しかったので、一般企業である設計事務所へ。 同期は工学部ばかりだったので、美大卒の自分は意匠科に回してもらえるとばかり思っていたのだが、実際に配属されたのは積算科というお金の部署。毎日毎日人が書いた図面を見て、幾らになるか電卓を叩く日々。初めの頃は絶望しかなかった。上司に意匠に何とか入れないかとは相談したけど、聞き入れては貰えなかった。 だけど、僕の今の部署でも、お金の観点から設計に意見することは多々ある。予算がなければ建築は建たないのだ。これだって立派な設計の一部だと、最近では思う。 社会人になって、僕はお金と余裕を得た。美味しいお酒やご飯もいっぱい覚えた。広めの部屋に住み、好きなインテ

    クリエイティブになりきれず
  • AVで抜く度に思う

    こんな物世の中からなくなればいいのに。 絶対問題ある。

    AVで抜く度に思う
  • 料理の基礎メモ

    (追記:)すごく初心者向け。調味は常に謙虚な姿勢で。 【基】 ・料理の構成要素は「うま味」「塩加減」「風味」「素材」さえ押さえれば、基的にべれるものができる。 【うま味】 ・ダシ。これに後述の塩加減が混ざれば基的にえる。 ・ダシは基的に肉や魚介類から出る。野菜のみだと物足りないので足す。たとえば「野菜(だけの)炒めに、鶏ガラスープの素を入れる」「おひたしに鰹節を乗せる」など。 ・だしの素、鶏がらスープの素、コンソメスープさえあれば、和風・中華・洋風のニュアンスが分けられる。 ・例外的にトマトは野菜だが海外では出汁扱いされているようだ。 【塩加減】 ・人間が美味いと感じる塩の量は決まっている。スープはものによるが、生理塩水程度の濃度で美味しく感じられる。 ・料理を作る際に添加される塩は定量的ではなく、加減されなければならない。材料に塩味のあるもの(例えばベーコンなどの加工品な

    料理の基礎メモ
  • 年収500万で銀座に住んでた

    自分自身年収500万あれば十分に足りるし、500って相対的に貰っている方だと思うが...… 1,000万あっても(彼らの納得いく物件には)なかなか住めないらしい中央区は銀座に住んでいたことがあるのでその頃の思い出を語る。 実家は都心ではないが交通の便がよく、なかなか出る気にならなかったが、都心だったら住んでも良いかなと思っていた。いちいち都心まで出て行くのが面倒だったし、旅行したときには周辺よりも中心部にホテルを取る癖があり、時差ボケなので早朝起きて誰もいない繁華街を歩くのが楽しいのだ。歌舞伎町や渋谷も面白そうだが治安が悪いところと夜うるさいのが嫌だったので、手始めに銀座にしてみた。 まず住居について。一体どこに住むのか? 昭和通りと外堀通りの間も『銀座』ではあるが、そこにはまず人は住んでいない。オフィス用の物件ならあるかもしれないが、とにかくオススメも出来ない。ゴミの回収が朝7時半までな

    年収500万で銀座に住んでた
  • 服装がダサい人の特徴と、唯一の改善策

    「服なんて何着ても一緒、結局顔だろ顔」 高い服着たブサイクと、安い服着たイケメンの画像が2ちゃんねるにあったけど、この手のことを言う人はほぼ間違いなくダサい人だと思います。 そう見えるのは、服を見る目がボヤけてるからです。 ド近眼の人がちょっと離れて人を見ると、白いシャツを着ているなとか、青いジーンズを履いているなとか、服を漠然としか認識できないのとまるっきり一緒で、ダサい人はそれがバンドオブアウトサイダーズの3万円する白のオックスフォードシャツであろうと、2000円のユニクロの同じシャツであろうと、値札を見るまで違いがわかりません。同じ白いシャツと思ってるのです。 だからか、ダサい人はメニューの多い安っぽいファミレスみたいに、いろんな服に手を出しがちです。一杯のおいしいコーヒーを飲むよりも、ドリンクバーで不味いいろんなジュースを飲む方が嬉しいんでしょう。 例えば変な形のシャツだとか、変わ

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    sekiryoku-sweets
    sekiryoku-sweets 2014/04/13
    なんでおしゃれを語る人って口調が厳しいんだろうか。
  • 区切ることができず

    夜に突然の電話、大学時代の女友達。久々に声を聞く。 「今日、いまから会える?」 既に終電を気にする時間だが、ぼくの家に来て終電で帰るつもりもないのだろう。 ぼくと彼女の間柄では、懐かしい、あたりまえのやりとりであった。 彼女とは大学に入学した春に出会った。かれこれ8年もの付き合いになる。 新歓、授業選択、サークル、部活、バイト、恋愛、ゼミ、進路、教職、就活…。 青春時代の主なトピックにはだいたい相談しあい、励ましあった仲だ。 いま思えば小さな出来事も、当時は人生の一大事として二人して悩んだ。 大学を卒業してからは、季節に一度の頻度で事をするようになった。 挨拶はいつも「最近どう?」自分の身なりを指して「こんなかんじだよ」と笑う。 近況報告は互いにその一言で終わる。 その日、彼女は終電間際にやってきた。柄にもなく夜道が不安だというので、駅までお迎えに。 「いつからそんなお嬢様になったんだ」

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  • 夫の浮気が発覚したのは1年くらい前。

    棚からぼた

    夫の浮気が発覚したのは1年くらい前。
  • 本を捨てたら倍返しされた話

    就職して3年が経ったころ、持っていたを全部捨てた。 なかば自暴自棄の一大決心で。 学生時代に夢中になって読んだ書棚いっぱいのたち。 すべて捨てさることで、それまでの自分に踏ん切りをつけ、会社員としてのアイデンティティをより確固たるものにしようとした。 会社では、二日にいっぺんのペースで徹夜して、貧乏揺すりよろしくキーボードを叩き、必死に仕事をさばいていた。 やがて書棚でほこりをかぶっている学生時代の愛読書が目に付くようになった。 文学なにするものぞ、なんの役にも立たないやつめらが! というわけで自分に必要ないものだと決めつけた。 気がついたら会社をやめていた。 会社をやめたら、を捨てた自分がむしろ嘘になった。 一緒に心のブレーキも壊れた。 今や1万冊近くにふくれあがった蔵書たち。 居並ぶたちは、ただそこにあるだけで心和ませる生涯の伴侶のようでもある。 そこには、少ないながらこれまで

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  • 途中で返事するのやめてほしい。

    新人が入ってきて4日経つけど返事が異常に多い人が多い。 「これをどうしてあれしたらそうなるからね。」 という時に7回位「はい」って言ってくる。 聞いているよアピールなのか体育会系なのか早く話を終わらせたいのかわからないけどやたら言ってくるとめんどくさい。 「はい」って言ってる間の俺が言っている単語絶対聞き取ってないし邪魔くさい。

    途中で返事するのやめてほしい。
  • 『いい人』なんていない

    実家に帰るたび、母は温かいシチューを作ってくれる。 妹はいないので、父と母と私、三人で卓を囲み、シチューをべる。 そんな団らんのひとときが、休み明け、明日から頑張ろう!の源になる。 この和やかな雰囲気を、私は大切に思っている。 私はこどもの頃から、いわゆる日陰の人だった。 同年代の連中が惚れた腫れたでキャーキャー言っているのを横目に、私はひとり、料理やお菓子作りに精を出していた。 友だちが全くいなかったわけじゃないけど、自分から交流を広げようとはしてなかった。 数少ない親友に彼氏ができたとき、自分を置き去りにして彼女がどんどん可愛くなっていくのを見ていた。 変わったね・幸せそうだね・ガンバれ!とか言って、顔では笑っていた。 でも心は、ドラマの登場人物を演じている自分と、それをテレビでぼーっと眺めている自分に別れたみたいだった。 大学生になって、同性の友人に、彼氏いないの?って聞かれたと

    『いい人』なんていない
  • ニューハーフにケツを掘られ男女のSEX後の反応の違いが初めて分かった