Kit Katには、開発者向けの機能として画面をMPEG4形式で録画する機能がある。GUIアプリケーションになって、画面表示のチェックはかなり難しくなった。特に3Dを使ったアプリの画面チェックはかなり面倒だ。テストしていて、一瞬画面が崩れたり、ときどき描画が一部はみ出していたり、あるいはポリゴンの裏表が逆(テクスチャがおかしくなる)といった問題が出ることがある。また、長時間の処理の途中でエラーが起こるような場合、画面をビデオで撮影することもある。 筆者のように機器の評価を行う場合でも、たとえば、バッテリの駆動時間を見るような場合、機材と時計を一緒に撮影して電源が落ちるまで録画を行うようなこともある。 そういうわけで、開発時には、画面の録画ができるといろいろと便利なことが多い。Kit Katの画面録画機能(Screenrecordコマンド)は、そういう開発者の意向を汲んだものなのであろう。