「Aqua Vite」とはラテン語で、「生命の水」を意味する。そう、ソウル・フラワー・ユニオンの曲はいつだって生命力に満ちている。彼らの魂が震え、私達の魂も共鳴する。その関係がシンプルで密だから、彼らがいくら大きなステージに立って歌おうとも、すぐ近くの存在だと感じる事が出来る。 今回、ソウル・フラワー・ユニオンがリリースする「アクア・ヴィテ」は、日々を生きるための、どっしりと構えた生命力を思わせる。自分を前に歩かせる身体と、その中を当たり前に流れる血。それを囲む自然と、そこに湧きあがる感情をヴォーカルの中川敬は歌う。 半ば興奮状態で話す私に、彼は「これをラヴ・ソングやと思う人もいるよ」と言った。なるほど。確かにそうとも思える。この歌詞に出て来る「君」は人によって変化する。恋人であったり、永らく会っていない友人であったり、家族と捉える人もいるかもしれない。ただ曲の真ん中に流れるノスタルジアと
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