「顧客のデジタル革新を支援する当社のデジタルサービスの国内売り上げはまだ10%程度(約1600億円)だが、今後急速に立ち上がる。そのためのSE子会社の吸収合併である」。富士通のSE部隊、グローバルサービスインテグレーション部門(GSI)を率いる谷口典彦専務は、11月1日付で、それぞれ数千人規模の富士通100%出資SE会社3社を富士通本体に吸収する理由をこう話す。 3社とは、関東の富士通システムソリューションズを母体に、北海道・東北・長野の地域SE会社を統合した富士通システムズ・イースト(FEAST:FEASTの3子会社を除き3900人)、同じく富士通関西システムズと中部・岡山・西日本・中国・四国の各SE子会社をまとめた富士通システムズ・ウエスト(FWEST:2子会社除き3300人)、1982年に設立し金融・官公庁・通信キャリア向けSE活動の流れを汲む富士通ミッションクリティカルシステムズ(