【11月16日 AFP】台湾で先週、アフリカ豚コレラ(ASF)に感染した豚の死骸が漂着していたことが分かった。国連(UN)食糧農業機関(FAO)が14日に発表した、最新の報告書で明らかになった。 【関連記事】アフリカ豚コレラ、殺処分の血で川が赤く染まる…韓国 中国政府は昨年8月、ASFの発生が国内で初めて確認されたと発表。それ以降、中国本土では飼育豚に壊滅的な影響が出ている。 FAOによると、中国本土の福建(Fujian)省に近い、台湾の小金門(Xiaojinmen)島近海で今月6日、豚の死骸が浮いているのが見つかった。死骸を検査した結果、中国本土に大打撃をもたらしたASFと同じ流行株の陽性反応を示したという。 FAOは、豚の死骸の漂着が報告されたのは今年6月以降で初めてとした上で、福建省における直近のASFの発生は昨年12月だったと指摘した。 中国南西部の雲南(Yunnan)省では今月、