魂の受け皿 村上隆が DOB 君に関する著作権侵害でナルミヤ・インターナショナルに訴訟を起こし、和解金支払いで決着したことで日本のアニメファンが怒りを露わにしている。それについて感じた違和感と、そもそも DOB 君とは何なのかという事をつらつら書いていたら長くなってしまったので、まだ全然推敲し切れていないのでひどい文だが、例によって一度ぼーんと出してしまって、何度も読み返しながら校正をかけて行くことにする。 最初はそこに「アニメで金を儲けるな」といった「貧困賛美思想」があるのかと考えていたのだが、どんどん考えていくうちに、村上隆が行おうとしている事に関する、自分で非常に納得し得る解釈が生まれて来たので、以下の文章の序盤は、実は今の僕にとってはそれほど興味のない、どうでもいい事になっている。後半の方が僕にとっては興味深い事柄である。 金持ちは聖人君子でなければならないという国民性 怒りを露わ