中国やロシアの海軍艦隊が6月中旬、日本列島を周回するような動きを相次いで見せている。中国艦隊4隻は対馬海峡から日本海を北上し、二手に分かれて太平洋側へ抜けた後に合流して南下した。ほぼ同じ時期に、ロシア艦隊5隻は北海道沖から太平洋を南下して東シナ海から日本海へ抜けた。日米に対する牽制(けんせい)を狙った中露の共同行動の可能性もあり、海上自衛隊が警戒監視を続けている。 海自は中国海軍のミサイル駆逐艦2隻と補給艦1隻が21日午前3時ごろ、伊豆諸島の海域を西進したことを確認した。この3隻は別の情報収集艦1隻と計4隻で今月12~13日に対馬海峡を北上。日本海で二手に分かれ、駆逐艦2隻が16~17日に宗谷海峡を、補給艦と収集艦の2隻が16日に津軽海峡をそれぞれ通過した後、収集艦以外の3隻が19日午後2時ごろ、宮城・金華山の東約220キロを南進した。 一方、ロシア海軍のフリゲート艦3隻と駆逐艦1隻、ミサ
![中露艦隊が日本列島を周回 動き活発化、共同行動の可能性](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2446c44539bb4adfc7fb529650fde1838c631edd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FpBGHmRUYGyxnvodrUBT-bDBm3p8%3D%2F1200x630%2Fsmart%2Ffilters%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FASZX3VYIIFJAXD4HM3PNOYMOJI.jpg)