「もう少し静かにしてくれませんか」と一言注意したばかりに、8年間にわたって近隣から嫌がらせを受けている主婦がいる。 【写真】ラピュタそっくりの島「見ろ、海岸がゴミだらけだ…」 道路で何かをすることを好み、近隣に迷惑をかける道路族の親と子から「変なおばさん」「ゴキブリ!」と呼ばれ、睨みつけられ、卑猥な言葉をかけられるように……。さらに、親からのいじめがエスカレートし、現在は民事で賠償請求して争っている女性だ。 新型コロナウイルスによる休校措置の影響で、道路で遊ぶ子どもたちが増えている。新興住宅街の道路やマンションの共用部分で発生し、社会問題化している「道路族問題」の、8年戦争の核心に迫ったーー。(ルポライター・樋田敦子) ●新興住宅街の12世帯 事の発端は、2012年の集会だった。京都府に住むパート主婦の角谷綾子さん(45歳、仮名)は、09年に新居に引っ越し、近隣の騒音問題に悩まされ続けてい