ブックマーク / turntokyo.com (3)

  • ピーター・ガブリエルの帰還《i/o The Tour》ロンドン公演レポート | TURN

    私は旅行が嫌いだ。観光というものにあまり興味をひかれたことがないし、まず長距離の移動にともなう長時間の拘束に耐えられない。その距離を、何か自分の人生における成長の尺度と勘違いしたような「自分探し」的な思考も理解不能だし、わざわざ海を越えずとも、近所のまだ知らない風景を探して歩いたり、会話を交わしたことのない隣人にふと話しかけてみたりでもしたほうが、その後の人生においてはるかに有意義な体験になる気がする。 そんな旅行嫌いの人間が、さる6月、ロンドンへ3泊5日の旅を余儀なくされた。ピーター・ガブリエルが約20年ぶりのオリジナル・アルバムを発表し、10年ぶりのコンサート・ツアーを開催するというニュースが飛びこんできたからである。 2013年の《Back to Front Tour》より「Mercy Street」 その詳細を確認するまでもなく、公演予定地のリストに日が含まれていないだろうことは

    ピーター・ガブリエルの帰還《i/o The Tour》ロンドン公演レポート | TURN
    semimaru
    semimaru 2023/07/25
  • 佐藤優介 : UTOPIA | TURN

    僅か3分10秒。だが、その3分少々を構成している成分の、もはや「情報」などという言い方などあまりに安直に過ぎる音の濃密さにはただただ目眩がしてしまう。この1曲でアルバム1枚分……いや2、3枚分ほどの手応えだ。天才なんて言葉も安易に使いたくないが、この男に限ってはそれも許されるのではないか、いやどうか許していただきたい、と懇願したくなるほど、現代稀にみる天然石型のポップ・ジーニアスと言っていい。 カメラ=万年筆として活動開始してから既に10年以上は経過している佐藤優介は、現在、スカート、KID FRESINO、Kaede(Negicco)、町あかり、あるいは鈴木慶一やカーネーション……などなどライヴ、録音ともに鍵盤奏者/アレンジャー/プロデューサー/コンポーザーとしては枚挙にいとまがないほど様々な現場で大活躍を見せている。だが、こと自身の作品となるとこれが恐ろしいほど寡作で、年に1曲も発表さ

    semimaru
    semimaru 2021/08/19
    佐藤優介。
  • 80年代の細野晴臣を綴る「汚し」のプロセスを経た音の刺激 | TURN

    2019年、細野晴臣デビュー50周年記念展(『細野観光 1969-2019』)が、六木ヒルズ展望台で1ヶ月に渡って開催されました。そこでは氏の所有するギターやキーボード、民族楽器や果ては玩具に至るまで、世界中のありとあらゆる音の鳴るものが、さながら万博のように陳列されていました。その中で個人的に印象深かったものが、E-mu Systems社のサンプラー「Emulator Ⅰ」です。フロッピーディスクからサンプルを読み込んで使用するこの電子楽器は、1981年の発売当時、メモリー容量はたったの128KB、サンプリング可能な時間も2秒程という、今から考えれば非常に制限的なものでした。 当時このEmulatorが画期的とされたのは、以前のサンプリング・マシンと比べて安価であり、また持ち運びもしやすいサイズであるなどの、即物的な面が大きかったようです。ライヴにおいても重宝され、YMOの1981年の

    80年代の細野晴臣を綴る「汚し」のプロセスを経た音の刺激 | TURN
    semimaru
    semimaru 2021/08/17
    優介さん
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