SNS上などの映像からは、乗客が3カ所の脱出シューターで次々と滑り降りているのが見て取れる。海外メディアは全員の生還を「奇跡」と伝えた。その陰で海保機側は機長を除く搭乗者5人が亡くなった。
中国の人民解放軍の関係者が、日米欧の大学や企業との学術連携に紛れ込んでいる実態がわかってきた。狙いは軍事転用が可能な「機微技術」だ。日本経済新聞が国際論文データベースを分析したところ、過去5年間で合計473件の先端分野の共同研究に軍関係者が加わっていた。民間研究を国防分野に積極的に取り入れる中国とどう向き合っていくのか、揺れるアカデミアの世界を追った。(敬称略) アカデミアに紛れ込む中国軍日本経済新聞は拓殖大教授の佐藤丙午ら専門家と国際学術論文データベース「スコーパス」を分析し、中国軍と密接につながる研究者が海外の先端研究を取り入れる手法を探った。 豪政府が2021年11月に公表した「機微技術リスト」を参考にした。この中から兵器開発に直結しやすく、中国軍が力を入れているとされる①極超音速滑空体②電波吸収素材③自律型無人航空機(UAV)――の3分野に対象を絞り込み、累計8500万件超の文献デ
289小選挙区、占有率は与党69%、5野党22% 289小選挙区のうち、与党は自民党189議席、公明党9議席で合計198議席を得た。小選挙区全体の69%を占める。自民は14県で議席を独占し、大阪と佐賀で全敗した。野党は81議席で、このうち立憲民主党、共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党の5野党は65議席。小選挙区の22%で勝った。岩手3区で立民の小沢一郎氏が敗北し比例復活する事態になるなど苦戦した。5野党の共闘から距離を置いた日本維新の会は16議席で第3党に躍進し、大阪府では擁立した15選挙区すべてで勝利した。 5野党一本化は213選挙区 勝率は与党64%、5野党28% 5野党が213の小選挙区で候補を1人に絞って共闘したのが今回の特徴だった。このうち与党の勝利は137選挙区で勝率は64%。5野党は59選挙区で勝率は28%にとどまった。維新は10選挙区で5野党の統一候補を破った。
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