NECパーソナルコンピュータ(NECPC)とレノボ・ジャパンは2012年7月4日、NECと中国レノボ・グループの合弁会社発足1周年にあたり記者発表会を開催。この1年の成果と今後の戦略を発表した。その中で、今秋からレノボ・ジャパンのノートパソコン「ThinkPad」の一部をNECPCの米沢事業場でテスト生産することなどを明らかにした。 NECとレノボ・グループが合弁持株会社レノボNECホールディングスを発足させたのは2011年7月1日。NECパーソナルコンピュータとレノボ・ジャパンがその傘下に入り、パソコン事業の協業を進めてきた。 この1年を振り返ってラピン氏が強調するのは、「それぞれ単体で出していた成果よりも大きな成果を出せた」こと。例えば、国内の市場シェアでは、合弁後最初の四半期(2011年第3四半期)は「26.4%で過去最高だった」(ラピン氏)。2011年第2四半期における両社を合わせ