朝,家を出たビジネスパーソンが,コンビニで雑誌を買い,通勤電車の改札を通過し,エキナカで朝食を食べる。自動販売機で買ったコーヒーを飲み,改札を出て職場へと向かう。昼食はカフェでサンドウィッチ。空いた時間で文房具を購入。残業が深夜に及び,タクシーで帰宅する――。今,このすべてのシーンで,電子マネーを使えるようになりつつある。電子マネーは,徐々に,確実に,生活に浸透している。 その種類も増えてきた。タイプとしては,カードタイプの「ICカード型」と,携帯電話に組み込む「携帯アプリケーション」がある。事業者ごとの種類で見ても,主なものだけで10種類以上あり,それぞれ特徴がある。人によって使い方も様々である。皆は,どんな電子マネーを選び,どんなふうに使っているのだろうか。そんな問題意識から,ITproでは2008年9月8日から9月16日にかけて「電子マネーに関する利用状況の調査」を実施した。2025