インターネット生命保険各社が、「成長の壁」と苦闘している。“最大手”であるライフネット生命でも、新契約件数で前年同月を下回る月が続く。主戦場の医療保険では、商品開発競争が激化。価格優位性が薄れているとも指摘されている。ユーザーのパソコン離れと画面が小さなスマートフォンへの移行が進む中で、契約手続きをいかに簡便にできるかも課題になっている。岩瀬大輔社長に成長力を取り戻すための戦略について聞いた。 ——ネット生保は楽天やチューリッヒ生命が参入するなど、大激戦の状況です。 参入が増えているのはビジネスチャンスがあると考えられているからだ。初めて生命保険に加入する若年層へのアプローチ手段として、インターネットは非常に有効だという認識を各社が持っている。その一方で新契約の伸びが鈍化している。十分に利便性を提供できているとは言いがたい。多くの方に当社のホームページを訪れていただいているが、申し込みにま
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