Xenハイパーバイザ (Xen Hypervisor) 「ハイパーバイザこそ Xen の本体であり、Xen とは Xen Hypervisor のことである」。Hypervisor はまた、VMM (Virtual Machine Monitor = 仮想マシンモニタ) とも呼ばれる。Xen Hypervisor は一個の OS であり、実は Linux とは全く別の Nemesis というオペレーティングシステムだ。 事象的にとらえると、Xen版 dom0 カーネルのブート設定に見る通り、Xenホスト実マシンのブート時には、まず Xen そのもののカーネルイメージ xen.gz が起動され、そいつが Nemesis の上で Xen版 dom0 カーネルを起動させる。この xen.gz が Hypervisor だ。ハイパーバイザはハードウェアと全ての仮想ドメイン (dom0 も含む) と
月曜から XenServer の運用を始めたんですが、以下のような要件のバックアップツールがほしくなりまして。ちょっと調べた範囲で見つからなかったので、書いてみました。 スナップショットによる無停止でのバックアップ 差分/多世代バックアップが可能 ネットワーク越しにプルベースでバックアップが可能 元々は去年書いたバイナリファイルの差分バックアップスクリプト (データベースの差分バックアップとウェブサービスのお引っ越し)。これを拡張して、LVMを操作したり、バージョン番号を自動採番するようにしたり、ssh経由での転送機能をつけたりした感じです (ディスクは遅いからギガイーサなら over ssh でも問題ない)。 詳しいことを知りたい人にはソースコードを読んでいただくとして (といっても300行ちょい)、たとえば XenServer 上の DomU のバックアップを取るなら、サーバ上で xe
米Citrix Systemsは6月16日(米国時間)、無料で提供しているサーバー仮想化ソフトウェアの最新版「Citrix XenServer 5.5」と有料の管理ツール「Citrix Essentials for XenServer and Hyper-V 5.5」を発表、提供を開始した。 Citrixは2009年3月31日にXenServerの無料提供を開始しており、バージョン5.5はその最新版となる。APIにより各種バックアップツールを統合管理できる統合バックアップ、「Active Directory」の統合、ゲストOSサポートの拡大などが強化点となる。 仮想ディスクフォーマットでは、米VMwareの仮想ディスクフォーマットをXenServerのフォーマットに変換可能となった。フォーマット変換ツールでOVF(Open Virtualization Format)、OVA(Open V
カシオ計算機は仮想化技術を利用し,IAサーバーの統合を進めている。サーバー仮想化ソフトは,当初はVMware ESXを利用していたが,2007年5月にオープンソースのXenを併用開始。システムの特性や重要性に応じて両者を使い分けることで,サーバー統合のコストメリットを高めた。 部門任せではセキュリティが不安 同社は04年より,本社や技術センターなどに散在していた部門サーバーの統合を進めている。従来,部門サーバーの管理はコンピュータに明るい担当者がボランティア的に行ってきた。 そのため,トラブル対応やバックアップ作業,アクセス管理などは部門ごとにバラバラだった。加えて,「セキュリティの強化が叫ばれる時代になり,部門任せではセキュリティのチェックが難しいという問題が浮き彫りになってきた」。カシオ情報サービスの国吉典仁 常務取締役は,サーバー統合に動いた背景をこう説明する。 サーバーをセンターに
實田 健 日本ヒューレット・パッカード ここでは,XenのゲストOSに対して負荷をかけ,仮想環境におけるCPUや入出力,ネットワークなどの各種性能を検証していく。 Xenを用いた仮想環境は,どの程度CPUに負荷をかけているのだろうか。Xen自体のCPU負荷が0であれば,実機上と同じ速度でXen上のOS(ドメインU,ゲストOS)が動作するはずで,50%の負荷がかかっていれば動作速度は半分になるだろう。 テスト・プログラムを使ったベンチマーク・テスト(以下,ベンチマーク)に進む前に,XenのCPU制御について簡単に説明しておきたい。 Xenは,実際のCPU(パソコンに搭載されたCPU,以下では実CPUと記す)をじかには使わない。ドメインが起動するとまず仮想CPUを定義する。そして,ドメイン・スケジューラがドメイン上の仮想CPUと実CPUの間に入り,プロセス処理を進める。ドメイン・スケジューラは
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