1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。 2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授(専攻副主任 MBA担当)の他に、早稲田大学ビジネススクール、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。 著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書
1945年8月30日、アメリカ陸軍のダグラス・マッカーサー元帥が、厚木の海軍飛行場に、愛機「バターン号」で来日した。コーンパイプにティアドロップ型のレイバンサングラス。彼のトレードマークは、露骨なまでに威圧的だ。彼はあたりをじろりと一瞥し、思った。 「日本か、こいつらにはかつて、フィリピンで煮え湯を飲まされたな」 マッカーサーは、太平洋戦争時、連合国の南西太平洋地域総司令官としてフィリピンのルソン島の戦いで日本軍に敗れ、7万人以上の兵士を残してオーストラリアに“逃亡”した。バターン半島に取り残された兵士たちは、収容所に移動する際にマラリアや疲労で次々と死に、到着時には五万人余りにまで減っていた(「バターン死の行軍」)。 このときマッカーサーは「I shall return(俺は絶対戻ってくる)」と言い残していたが、ついに本当に戻ってきた。さあ、この日本人たちを、どう料理してくれよう――。
シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。 ビジネスモデルの破壊者たち シュンペーターの創造的破壊を地で行く世界の革新企業の最新動向と未来戦略を、シリコンバレー在住のジャーナリストがつぶさに分析します。 バックナンバー一覧 世界のさまざまな国の出身者から成る移民の国アメリカで、よく使われているサービスがある。「アンセストリー・ドットコム」というサイトだ。 アンセストリーとは先祖のこと。アンセストリー・ドットコムは、自分の先祖をたぐって、自分の家族がどこから来た家系なのか、まだ知らない遠い親戚がいるのかどうかといったことを調べられるサイトである。しくみはこうだ。 まず、自分の両親の名前と生
いきなりだが、「日本人の祖先はいつ、どこから来た? 」と訊かれたら、あなたはどう答えるだろうか? 【図表・写真はこちら】 この根源的な疑問に昨年、新理論で答えを出した研究者がいる。国立科学博物館の人類史研究グループ長、海部陽介氏だ。 我々人間が、ホモ・サピエンスという一種の人類であることはご存じの方も多いだろう。そのホモ・サピエンスはアフリカで生まれ、世界中に広がったのだが、日本にやってきた時期やルートははっきりしていなかった。 海部氏の著書『日本人はどこから来たのか? 』では、この道のりについての新説が切れ味鋭く語られている。その謎解きはまるでミステリのようだ。 「日本の遺跡は改めて吟味すれば、世界に例を見ないほど充実しています。初期のホモ・サピエンスが活動していた旧石器時代の遺跡は1万ヵ所以上ある。そして、そのほとんどが、3万8000年前以降に爆発的に現われているのです。これ
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