キレイならいいのか――ビューティ・バイアス (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ) 作者: デボラ・L・ロード,栗原泉出版社/メーカー: 亜紀書房発売日: 2012/02/23メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 5人 クリック: 34回この商品を含むブログ (5件) を見る 本書はアメリカの法学者でフェミニストであるデボラ・ロードによる容姿差別にかかるフェミニズム的な主張の本だ.私はあまりこの手の本には縁がないのだが,一応容姿の好みにかかる性差について生物学的な根拠にもふれているということで読んでみたものだ.原題は「The Beauty Bias」. 容姿差別にはいろいろなものがある.本人の意思でどうにもならないものから,自由意思で身につけているものまで幅広い.中には本人が自分のアイデンティティとして重要視しているものもあるし,肥満のように簡単には本人の意思通りにはならないにもか