現在、日本でeSportsを盛り上げようとしている人の口から、eSportsが何なのかは語られていても、eSportsの存在価値はあまり語られていない。eSportsを通じて誰がどんな夢を見られるのかを明確にしなければ、盛り上がりようがないにもかかわらず、だ。 以前の記事にて、eSportsが貧困層に開かれていること、引きこもりを外に出させる力があることを主張した。なぜなら、それらがeSportsの存在価値になりうるからだ。 では具体的に、eSportsが貧困層に開かれているとはどういう意味か。例えば、eSportsはスポーツ道具を揃えることが難しい人でも比較的手軽に参加でき、お金を稼げるプロになるチャンスまで掴める。いまはまだ不充分とはいえ、今後eSportsを貧困層に開き、「夢」を実現させるために、業界は何ができるだろうか? 貧困層の光、eSportsそもそも、日々の生活さえ苦しい人た