まず、「重要」と「大切・大事」に分けましょう。 「大切・大事」の2つは、学習者が相当上級でなければ 「どちらもでもほとんど違いはない」でOKですが、 「重要」は明らかな違いがあります。 「重要」は、主に事象(ことがら)や、概念(考え方、アイディアなど) について使います。 また、情緒的にではなく、客観的価値や社会通念、 ある場面の共通認識として「大事・大切」であるときに 使うのが「重要」です。 (例・「重要参考人」「重要文化財」など) 「重要」は、「重要な」というナ形容詞としても使いますが、 「大切・大事」にくらべて「重要」という名詞としての独立度が 高いので、「重要××(名詞)」という使い方ができます。 このような用法は「大切・大事」にはありません。 「大切・大事」と「重要」の使い分けの例としては・・・ 「大切な・大事なアルバム」 =個人の情緒的な価値観によって判断されることで、 その人