ブックマーク / www.hayakawabooks.com (4)

  • なぜ、いま日本に「倫理資本主義」が求められているのか? マルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』/「はじめに」全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

    なぜ、いま日に「倫理資主義」が求められているのか? マルクス・ガブリエル『倫理資主義の時代』/「はじめに」全文公開 世界的哲学者、マルクス・ガブリエルによる初の「日書き下ろし」となる著作、『倫理資主義の時代』(斎藤幸平[監修]土方奈美[訳]、ハヤカワ新書)が日発売しました。 記事では、その刊行を記念して書の序文を全文公開します。資主義が行き詰まりとなり、「入れ子構造の危機」に瀕している現代の世界。その打開の鍵は資主義の放棄ではなく、道徳的価値と経済的価値を再統合し、「善」の組み込みによってアップデートを施した「倫理資主義」の実装であると説く書。こうした発想は、いったいどこから生まれたのか? そして、なぜ彼は世界に先駆けて日で倫理資主義の価値を表明しようと考えたのか? その秘密の一端が、明快に語られます。 『倫理資主義の時代』ハヤカワ新書 私たちは先例のない危機

    なぜ、いま日本に「倫理資本主義」が求められているのか? マルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』/「はじめに」全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • 差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説!|Hayakawa Books & Magazines(β)

    差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説! 「白人は、白人というだけで人種差別的である」 「病気や障害を治療・予防しようとする試みは、当事者への憎悪に基づいている」 「映画の中で黒人女性キャラクターを力強いタフな人物として描くのは黒人差別(だが、弱く従属的な存在として描くと女性差別)」 ――ほんとうに? 現代世界を席捲する「社会正義」の根拠を問う全米ベストセラー『「社会正義」はいつも正しい 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』(ヘレン・プラックローズ、ジェームズ・リンゼイ:著、山形浩生、森正史:訳、早川書房)。11月16日の刊行に先立ち、山形浩生氏による「訳者解説」を全文公開します。 『「社会正義」はいつも正しい』早川書房訳者解説1 はじめに書はHelen Pluckrose and James Li

    差別をなくすために差別を温存している? 『「社会正義」はいつも正しい』の読みどころを訳者・山形浩生が解説!|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • 泣いても馬謖を斬れないSF|Hayakawa Books & Magazines(β)

    トランスヒューマンガンマ線バースト童話集』でも知られる三方行成氏による短篇「流れよわが涙、と孔明は言った」を無料公開します。どこに着地するのか誰にもわからない物語をお楽しみください。(編集部) 『流れよわが涙、と孔明は言った』書籍版 流れよわが涙、と孔明は言った 孔明は泣いたが、馬謖のことは斬れなかった。 硬かったのである。 「どういうことだ……」 孔明はうめいた。首切り役人もうめいた。馬謖もうめいていた。 概ね、同じ理由でうめいていた。 馬謖の首が落ちない。 首切り役人が斧を振り上げ、打ち下ろした。 がん、と岩を打ったような音に続いて、金属の音が響く。 汗みずくの首切り役人が斧を取り落としたのだ。 孔明は首切り役人を下がらせた。 次を呼び寄せる。 三人目である。 人の首は硬い。一刀のもとに断ち切るのは見かけほどたやすくない。だが、それにしても異常であった。 孔明は馬謖を見た。 馬謖はも

    泣いても馬謖を斬れないSF|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • 「これは "ハードSF作家・山本弘" の遺書だと考えてください。」『プロジェクトぴあの』著者あとがき全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

    「これは "ハードSF作家・山弘" の遺書だと考えてください。」『プロジェクトぴあの』著者あとがき全文公開 ※書影は販売サイトとリンクしています アニメーション映画監督の片渕須直氏とSF作家の野尻抱介氏に推薦を頂き、ハヤカワ文庫JAより好評発売中の山弘『プロジェクトぴあの』上下巻。その下巻の収録されているあとがきを、全文公開します。作をできるだけ多くの方に読んで頂くため、担当編集から著者の山さんにお願いをいたしました。ぴあのとすばるの物語が、サイハテの更に先へ届きますように。 ** あとがき これは2014年にPHP研究所から出版された作品の文庫化です。 多くの方がすでにご存じでしょうが、僕は二年前に脳梗塞を患いました。当に突然の発病でした。現在、いくらかは回復してはいますが、依然として計算能力や論理的思考力は低いままです。 今の僕の状態をSFの登場人物に例えるなら、ダニエル・キ

    「これは "ハードSF作家・山本弘" の遺書だと考えてください。」『プロジェクトぴあの』著者あとがき全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • 1