昭和初期に建てられた当時最先端の高級アパート 有名ギャラリーやアンティークショップなどがビルの雰囲気を生かしている 部屋を保存することで昭和の魅力を伝える「銀座奥野ビル306号室プロジェクト」 震災に耐えられる銀座屈指の高級アパート 京橋に程近い銀座1丁目に、レトロとモダンを感じさせる昭和初期のビルがある。その名は「奥野ビル」。最新のオフィスビルや商業施設が立ち並ぶ銀座界隈では、異彩を放つ存在だ。 重厚な外観の銀座・奥野ビル 名を知られるギャラリーなどがテナントのため、美術好きなら名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれない。1階にはアンティークショップ、2階から6階は小さなギャラリーやショップ、個人の事務所などが数十軒入り、いずれも歴史ある建物の雰囲気を内装に生かしている。各階を結ぶエレベーターのドアは、まさかの手動式。最近は、ギャラリーやショップを巡りつつ、建物自体も楽しんでいる人が増えて
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