2020年は医師に対する評価が大きく分かれた年だという印象があります。 評価が高かったのが、急性期診療や救急診療、在宅医療に関わっている医師。特に、よくわかっていない感染症に対し果敢に立ち向かい、知見を得て、他の医師が治療を行えるように道筋を示した方々です。そういう方は、一般向けにもネットを中心に情報を提供していました。 情報発信に関しては、一般のメディアに医療の情報を噛み砕いて説明できる人が少なかったのもあり、言語で伝える能力の高い医療従事者が専門的な情報を解釈してわかりやすい言葉にしていたように思います。このあたりの分担がSNSでは自然になされていました。 対し、一般の人の評価を下げた印象があるのは一般の開業医にみられます。全員ではありませんが、発熱症状のある人はすべて診ない(春なら知見が少ないのでわかるのですが、秋以降も医療機関側の対策をせずに診ないところが多くあり、発熱者を受ける医