同じ村に住む女性と、ぶどうの季節に結婚式を挙げる予定の者ですが、先ほど婚約者の兄(名はメロスと言います)が突然訪ねてきて、結婚式を明日の昼にしてくれと言い出しました。理由を尋ねても「早いほうがいい」と言うばかりで教えてくれません。私の両親や親戚は皆、突然のことで困惑しています。村を出払っている友人たちには、急な変更を連絡する術もありません。 、、と、メロスの義弟に扮してみましたが、本題は太宰治の『走れメロス』についてのご質問です。 中学生時分に国語の教科書で初めて読んで以来、ん十数年間、この作品がなぜ美談として称賛され、教科書にまで掲載され続けているのか、さっぱり分かりません。長年の疑問を解消するヒントを頂きたく、トピを立てました。 メロスという人物が何をやったかと言うと、 ・「町に活気がないのは王の圧政のせいだ」という行きずりの老人の一言を鵜呑みにして王の暗殺を決意し、その足で何の準備も