11日イランの革命記念日にアハマディネジャド大統領は、新たなウラン濃縮作業で目標の濃縮度20%のウラン製造に成功したと述べたらしい。ざっと日本での報道を振り返ると、11日付け共同通信「イランが濃縮度20%ウラン 革命記念日で大統領演説」(参照)や11日付け日経新聞記事「イラン大統領「ウラン20%濃縮成功」 欧米諸国、一段と警戒」(参照)がある。この宣言に対して、米国、ロシア、フランス3カ国は国際原子力機関(IAEA)にイランのウラン濃縮活動は正当化できないと書簡を送った(参照)。欧米ではこれが大きな話題となっていた。が、日本ではそれほど大きな話題にはならなかったようだ。 アハマディネジャド大統領は今後濃縮度80%のウランも製造できると述べた。普通に考えれば核兵器開発の宣言にも聞こえるが、日本の隣国がかつてそうであったのとは違い、核兵器開発を明言したわけではない。そのせいか、日本の反核団体か