書き終えた後のチェックで一番重要なのは、ワープロの変換ミスを探すことだ。相手の名前や固有名詞には誰もが注意を払うが、そのほかの変換ミスには意外と気づかない。間違いが多い文章は真剣に読んでもらえない。ワープロソフトのチェック機能などを利用して、必ず校正しよう。 敬語のチェックも忘れてはいけない。敬語に自信がない人は、つい「~(させて)いただきます」という表現を連発しがちだ。これは場合によっては相手が慇懃に感じたり、意図が伝わりにくくなる。 「させていただきます」は、自分が行うことを相手の許可を受けて行い、そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちがある場合に使う表現だ(文化審議会国語分科会の資料より)。ところが「気持ちがへりくだりすぎると使いたくなる」(文書コンサルタントの小川悟さん)。注意が必要だ。 文章を良くしたかったら、一晩寝かせてから読み返すことだ。時間を置くと、書き上げた直後には分か