新宿区(区長:中山弘子)の市谷加賀町二丁目遺跡(市谷加賀町二丁目7)から、約4,000年前の人骨と縄文土器がまとまって発見された。人骨は保存状態が非常に良好で、極めて貴重な資料と考えられる。 市谷加賀町二丁目遺跡では、昨年10月16日から共同住宅建設工事に伴い発掘調査が行われていたが、11月13日に人の脚部の骨を発見。その後、周辺を発掘したところ、頭骨を含む複数の個体を確認した。 人骨の周囲から縄文土器が出土し、地層の乱れも認められないことから、人骨は縄文時代のものと推測。国立科学博物館に鑑定を依頼し、「骨は縄文人の特徴を備えている」との所見を得た。さらに、人骨の一部を採取して放射性炭素年代測定を行ったところ、約4,000年前のものであるとの結果が得られ、人骨が縄文時代中期~後期のものであることが判明した。人骨は少なくとも11体分で、現段階で男女それぞれ3体が判別できる。 人骨が出土した武