第8回 ネアンデルタール人とホモサピエンス オンタリオ州クィーンズ大学の神経科学者マーリン・ドナルドは ”意図的であるが言語的ではない表象行為を意識的、自発的に行う能力” をミメシス=Mimesisと呼びました。ミメシスは、声の調子、表情、目の動き、手ぶり、パターン化した体全体の動き、こうした要素の連続など、極めて幅広い行動や様式を含みます。 ネアンデルタールは、このミメシスを含めた精巧なコミュニケーション体系「Hmmmmm」(mが一つ増えている)のために脳を使っていました。 ミズンは「このコミュニケーションのおかげで、劇的な環境変化が続く氷河期のヨーロッパで25万年ものあいだ生き抜くことができ、前例のない高水準まで文化を育てることができた。 彼らは「歌うネアンデルタール」でありー言葉の無い歌だがー豊かな感情の持ち主だった」と彼らの文化を高く評価しています。 一方、分化したホモ・サピエンス
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