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  • シンボルを操る動物

    この論文は『月刊 状況と主体』1992年7月号 No.199に掲載されたものです。 シンボルを操る動物―カッシーラーの人間観― やすい ゆたか著 はじめに 一、「シンボルを操る動物」としての人間論 パースは「人間=記号」論を唱えました。人間を精神的実在として捉え、精神活動を思考の連続と見なし、しかも思考の性を事物の表示行為としての記号性に認めた結果そうなったわけです。事物の表示性は、事物が他の事物を表現することですから、要するにシンボル(象徴)のことだと言えます。人間の特徴をシンボル操作に求め1923~25年に『シンボル形式の哲学』(生松敬三、木田元訳、岩波文庫)という大著を著わしたのがカッシーラーです。これをわかりやすく英語に直したのが1944年の『人間―この象徴を操るもの―』(宮城音弥訳 岩波現代叢書)です。パースは人が記号に他ならないと主張しました。その意味では大変ショッキングな捉

    sessendo
    sessendo 2012/12/02
    「シンボルを操る動物 カッシーラーの人間観」やすい ゆたか
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