アナログ回路の応用もあるが、デジタル回路(論理回路)のひとつとみなされることもある。クロックのある(同期・クロックド)ラッチでは、クロックのエッジ位置でのみ出力が変化するエッジトリガタイプと、「オープン」の期間は素通りするトランスペアレントタイプの2種類に大別される。 用語には揺れがあり、エッジトリガタイプをフリップフロップとし、トランスペアレントタイプのみをラッチとする用法もある。また、エッジトリガタイプを同期式フリップフロップ、セット・リセットとトランスペアレントタイプを非同期式フリップフロップ、などとすることがある。 ラッチを含む回路は状態を記憶することができ、出力は状態と入力の組み合わせで決まる。このような回路を順序回路と呼ぶ。 近年の高速なアナログ回路では、コンパレータや分周回路として差動のラッチ回路が数多く利用される。 SRラッチ回路 最も基礎的なラッチが「SRラッチ」(あるい