2023年5月26日のブックマーク (3件)

  • 「農民車」淡路島で60年、独自の進化 幻のライバル「コマツ」を淘汰 

    淡路島特産の野菜といえば、タマネギ。春から6月にかけての収穫期に活躍するのが、地元の鉄工所が造る独特な「農民車」だ。乏しい記録を探ると、その始まりは約60年前。しかも同時期、大手建設機械メーカーによる、もうひとつの「農民車」が注目を浴びていた。惜しくも短命に終わった車は果たして、草創期を彩る幻のライバルだったのか-。 農民車を最初に手掛けたといわれるのが、南あわじ市松帆脇田出身の前田敬語さんの鉄工所。いとこの農業前田薫さんのアイデアで、牛馬車の木製荷台に中古の自動車部品や農業用発動機を組み合わせ開発した。 敬語さんが2002年に74歳で没した後は修理のみ続けていたが、今年初めに機材を処分。過去を物語る資料は、農民車を特集したNHKテレビ「明るい農村」(1983年)などの録画しかないという。 製造時期について、敬語さんは同番組で「昭和35、36年」と説明。それを裏付ける「61年秋に試作」とい

    「農民車」淡路島で60年、独自の進化 幻のライバル「コマツ」を淘汰 
  • 淡路島の知られざる乗り物「農民車」 その中でもさらにレア車両の開発秘話

    兵庫県の淡路島の知られざる名物といえば「農民車」。重たいタマネギを山積みにしてぬかるみを走破する、手作り感満載の農耕作業車だ。島南部のタマネギ産地・三原平野の鉄工所で誕生してから60年余り。最盛期には10軒以上が「三原型」を手掛けていたが、島中部の旧津名町でもかつて「津名型」が造られていた。中山間地域で活躍した津名型の開発秘話を、野上自工(淡路市佐野)創業者の野上守彦さん(86)に聞いた。(田中真治) 野上さんは農家の長男。中学を出ると、米のほか、山で鳴門みかんなどをほそぼそと作っていた。 「運搬するのは牛しかないからな。メシもわさんなんし、爪がちびて毎日は使えん。格好もようないわな、女の子に臭い言われて恥ずかしいて。牛の尻をたたくのが嫌で、機械使おうと思いついた」 初めは、4Hクラブ(農業青年クラブ)で所有する耕運機の前に一輪車をねじ留めし、かじ棒を付けた。共同防除用の貯水場工事で資材

    淡路島の知られざる乗り物「農民車」 その中でもさらにレア車両の開発秘話
  • 「信じられないほど便利」… 日本の「軽トラ」が米国でカルト的な人気を誇る理由 | 見過ごされていたニッチな市場に合致

    の自動車メーカーが世界のEV市場で苦戦を強いられる一方、米国では中古の「軽トラ」ファンが増えているという。その人気の秘密は、米国車や新車が取りこぼしているニッチなニーズを満たしているところにあると、英経済誌が報じている。 ノースカロライナ州ローリー郊外で農業を営むジェイク・モーガンは、数年前、自分が所有する土地を移動するための車両がほしくなった。 当初は、サイド・バイ・サイドと呼ばれるオフロード車両の購入を検討していた。だがある日、米農機具メーカー「ジョンディア」の車両の製品レビューを見ているときに、次のような気になるコメントを見つけた。 「軽トラを買えばいいのに」 「信じられないほど便利」 「軽トラ」とは、四輪の小さなピックアップ・トラックのことで、主に日で製造される。日では、小型車にかかる税金のほうが大型車よりも安いため、その利点を生かした車両だ。 軽トラについて調べはじめたモ

    「信じられないほど便利」… 日本の「軽トラ」が米国でカルト的な人気を誇る理由 | 見過ごされていたニッチな市場に合致
    settu-jp
    settu-jp 2023/05/26
    淡路島の農民車もいいのに