ちょっと時間が経ってしまいましたが、第10回星新一賞というのに応募していました。最終選考に残ったので、せっかくだからグランプリが欲しいなあと欲を出してはいたものの、そこまでうまくいくはずもなく、優秀賞(図書カード賞)というのをいただくことになりました。優秀賞の中ではいちばん下とはいえ、2000作以上の応募の中からグランプリと優秀賞合わせて5作の中にはいったのだから、上出来と言うべきでしょう。 星新一賞は実質的には短編SFの賞なのですが、SFと謳わずに「理系文学」と謳っています。僕はそこをかなり真剣に考えて、自分なりの理系文学を書きました。正直、そういう観点で審査されたかはわかりません。選評を読むと、普通にSFの審査をしたようには思いますが、そこはきちんと趣旨に合わせたということで。 今回の応募作では「林檎園の科学」をテーマにしました。ヒントになってるのはKaguya planetが「果樹園