ブックマーク / schutsengel.blog.ss-blog.jp (4)

  • 「『ニセ科学撲滅運動』が『ニセ科学』に堕した5年」解題:Chromeplated Rat

    ここをあまり更新しなくなってからもうだいぶ長くなる。なので、ここでなにかを書くことがいくらかの注目を集めることは(以前と比較して)相当に少なくなった。なので、すこし気負わずに書いてみよう。 さつきさんの「ニセ科学撲滅運動」が「ニセ科学」に堕した5年 と云うエントリを読んだ。 命名をする。略語を与える。キャッチフレーズをつくる。――こう云う行為を行った瞬間に、そのことばはそれが来指し示すべく意図された、来はある程度の広がりと複雑な背景を持つ文脈をある程度離れ、独自のニュアンスを獲得しはじめる。 このことが命名をしたものにとって望ましいことである場合も、そうではない場合も両方ある。 たとえば「ニセ科学」と云う言葉は、そもそもが価値判断を含んだ言葉で、最初から取扱注意なところがある。なので、指し示す射程が広がらないよう、比較的注意深く論じられてきた経緯が存在する。もちろん論者によって、そのあ

    settu-jp
    settu-jp 2016/03/20
    記事とは全く関係ありませんがビブリオファンタジー「図書館の魔女」が文庫化されます。お勧めです
  • 「自称中立」:Chromeplated Rat

    あまり一般的に流通しているタームではない、と云う印象があって、あんまり意味もわからない。とりあえずはてなキーワードの「自称中立」の項目にある意味で捉えてみるかぎりにおいては、当事者もしくは、賛成反対のどちらの立場でもない旨を語っていることが前提にされているように思える。ただ、用いられ方を見るかぎり、どうも明示的に自分のスタンスが中立的である、ニュートラルであると主張していなくても(自称していなくても)「自称中立」と他称されることもあるようなので、なんだか難しい。 党派性、と云うのは、議論の全体を俯瞰したうえで、自分の立ち位置をそのなかでのある(同種の意見を持つ複数の論者によって構成される)セグメントに所属している、と云う意識があってはじめて生じるもののように思う。自分個人で自分の思うことを主張しているかぎりにおいては、その主張が特定のセグメントに一般に見られるものに類似していても、人とし

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    settu-jp 2012/05/13
    個人的にはこの手の論法を「踏み絵を踏ませる」と考えている。直接の言論ではなくデモンストレーション・煽りでする形もある。切断分断は引っ込みをつかなくさせるので政治的には短期的においしい。戦後左翼の敗因
  • Not Restrained (Plaisin' SCANDAL):Chromeplated Rat

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    settu-jp 2012/03/09
    今の日本の美しい少女たちが「ロックである」事は可能なのか?。不可能である。だが不可能に挑む事は「ロックである」かもしれない。
  • 進行中の事例(「呪われたナターシャ―現代ロシアにおける呪術の民族誌」藤原 潤子):Chromeplated Rat

    この「面白く」読めてしまうと云うあたりに、たぶん議論の射程、と云うのが関わってくるのだろう。 ニセ科学を「科学を装った呪術」と把握するのが、基的なぼくのスタンスだ、と云ってみる。こう云いきってみると逆に、この把握のしかたからどんなものが(とりわけ個別のニセ科学問題の議論対象にもとづいて考えてみれば)こぼれおちるのか、と云うことも見えてくるのだけれど、すくなくともニセ科学的事象が「信じられる」対象である(そうでないものはニセ科学である以前にフィクションだ)以上、この側面はすべてのニセ科学的事象に多かれ少なかれ存在するもの、とは云えると思う。 で、このは社会主義体制崩壊後のロシアの呪術について、フィールドワークをもとに書かれたもの。その復古、浸透、発展と社会的位置づけ、そして社会への影響について。 科学リテラシーとか、科学的啓蒙とか。そう云う用語に、ぼくはどうしてもひっかかってしまうし、疑

    settu-jp
    settu-jp 2011/01/15
    個人的には共産主義という「迷信」の代わりに何らかの呪術(迷信)が蔓延するのはおかしくないと思う。
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