不況である。Webの価値もデフレしている。コンペの度に痛感する。自分のプレゼンが受け入れられないのは能力不足と、反省と悔しさをかみ締めるが、ボツの理由を聞くたびに、何か違和感を感じる。 Webサイトの提案が、ただ金額だけでコンペ負けする。しかも、話を聞く限り、接戦ではない。壱円入札に近いという状況すらある。更に言うと、今まで、価格帯や諸々の条件で、競合とはならない相手がそういった行為に出ている。 なりふり構わず、まさにそういった形相だ。だからこそ、不況の状況は日々深刻になっている。業界としては部分的に温度差はさるものの、おしなべて見ると、厳しい状況が暫く続くだろう。そして、今なりふり構わずの行動をとっている業者は、間違いなく、このWeb業界で働く者たちにとって悪だとレッテルを貼られるだろうと予想する。 ■ 価格競争が発生するのは仕方がないことだ。技術が均衡した時点で、そういった局面での争い