先日、株式会社KADOKAWAから「KADOKAWA-EPUB 制作仕様」の発表がありました。これはKADOKAWAが電書協ガイドをベースに社内で使用するために規定した仕様を一般公開したもので、頼りにできる製作指針がまだ完全に定まったとは言い難い現在、とても有り難い話で、率直に大英断だったと思います。 今現在これをきっちり読み込んで電書協ガイドとの差分を調べて必要なら修正する作業をしているわけですが、一ヵ所「?」と思った部分がありました。それは画像の仕様が「画像の解像度は、外字画像含め、すべて300pixel/inch とする」となっていた箇所です。 「pixel/inch」(ppi)という単位はDTP系の人間にとってはなじみ深いもので、dpiとも言われます。1インチあたりに何ピクセルの画素を割り当てるかで画像の精細さを表す単位です。ただこれはWeb系ではほとんど使われないのではないかと思