日本ではそれほど利用者は多くないかもしれないAdobe Digital Editionsが個人情報関連でちょっとした騒ぎとなっている。何が起こっていたのか。 Adobe Systemsの無料電子書籍ビューワソフト「Adobe Digital Editions」(以下ADE)は、数百万人の読者が電子書籍を端末(電子書籍リーダー、タブレット、スマートフォンなど)に転送するために利用している。 ユーザーが電子書籍をADEのライブラリに追加するたびに、関連データがプレーンテキストのままAdobeのサーバに送信されている。そのデータには、ユーザーID、端末のID、IPアドレス、読書履歴(どこまで読んだかや、読み終わるのにかかった時間)が含まれる。それなりのツールを使えば、誰でもあなたの読書習慣を監視でき、あなたの個人情報は簡単に悪人の手に落ちることになる。 Adobeに電子書籍の関連情報が送信される