講座内容 従来は歴史、文学、美術、工芸などに分野が細分化されていた江戸時代の文化を、横断的なテーマ設定によって俯瞰的に考える講座である。 一分野の詳細に渡る講座ではなく全体を概観する講座であるので「入門」と位置づけた。日常のなかで美術鑑賞や日本文化に接するための教養として学ぶこともでき、さらに一分野を深く学び研究するための導入と考えてもよい。 最初に江戸時代とはどういう時代であったかを、当時の世界との関係、都市の状況と様子などを事例に挙げて案内する。2回目からは、貿易によって導入された布や印刷技術によって、日本独自の「もの」を生産していた「ものづくり」の過程や、絵画・版画の新しい展開、そして中国文学から生まれた新しい文学の世界を案内し、より深く学んでいくための方法を知っていただく。 豊富な画像を使い、江戸時代の生活や、文化が変化していくプロセス、そして創造とは何かなどを、眼で見て考えていた