「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などで知られる漫画家の水木しげるさんが11月30日午前7時18分、多臓器不全のため、東京都三鷹市の病院で死去した。 水木プロによると11月11日に自宅で転倒。頭部打撲による硬膜下血腫で緊急手術を受け、その後回復したが、30日未明に容体が急変したという。偉大な漫画家の死をメディアはこぞって報じたが、一方である意味、水木さん"らしい"話も漏れ伝わってくる。 「ニュースや新聞で鬼太郎などの原画や映像を使う際、水木プロから1点につき1~2万円程度の使用料を徴収されたそうです。水木さんはお金が大好きでしたから」(ワイドショー関係者)。それだけ聞けば"銭ゲバ"とも言われかねないが、お金にこだわるのには理由がある。 水木さんは太平洋戦争に出兵し、パプアニューギニアで左腕を失った。自身の部隊は全滅し、生き残ったのは水木さんただ1人。復員後は職を転々とし、貧困に苦しみながら、紙