<イタリア人記者の追及はぐらかし…> ある外国人記者は会見20分後にメモを取るのをやめ、1時間後には途中退席する記者が相次いだ。27日、日本外国特派員協会で行われた日本維新の会の橋下徹共同代表(43)の記者会見の一コマだ。 300人超の報道陣を前に、橋下は慰安婦発言の「真意」を延々しゃべり倒した。会見は実に3時間にも及んだが、中身はスカスカ。質問には正面から答えず、得意の論点すり替えの連発に外国人記者もドッチラケ。恐らく「聞く価値なし」と判断したのだろう。冒頭のように、うんざりムードが漂っていた。 「何を聞かれても、〈慰安婦問題を正当化する意図はない〉〈だが、日本以外の国々も、(戦場で)女性の人権を蹂躙(じゅうりん)した過去と向き合わなければいけない〉〈河野談話は強制連行の有無が曖昧で、きちんと明確に表現すべき〉という『3点セット』を繰り返すばかり。とにかく持論をまくし立てるだけで、