フォロワー数、再生数、インプレッション──音を聴くよりも先に、その音楽のマーケットにおける序列が数値として提示される時代は、すでに長く続いている。 おそらくこの状況は今後も続くだろうし、若いミュージシャンたちは、ますますその価値観を内面化、前提として音楽を作り始めるだろう。 だが、それについて(多少の文句をつけることはあっても)悲観することはないだろう。コングロマリットの一部門としてのレコード会社、投資対象としての音楽ビジネスがどのように動こうとも「音楽を作り、それを聴いてもらう」ことでしか満たされない喜びは、普遍的なものだからだ。それが良くも悪くも、簡単に人の人生を変えてしまうほどの魅力を持っているということを、私は知っている。「飲食店の10年生存率は◯パーセント以下」とどれだけ喧伝されようとも、店を開きたがる料理人は後を絶たない。音楽も同じだろう。 三重出身のビートメイカーsoakub

