PostgreSQLの基本的なチューニングパラメータで、まだ取り上げていないものがあります。チェックポイントセグメント数です。今回はこれを取り上げます。 ところで、これまで紹介してきたチューニング例をご自身で試された方もいらっしゃると思いますが、テスト用サーバマシンのようには性能が向上できなかった方もいるのではないかと思います。 チューニングというのは1つの項目を調整すれば必ず性能が向上するというものではなく、複数の調整による相乗効果ではじめて良い結果を示す場合があります。ですから、前回までのチューニングで性能が向上しなったとしても残念に思うことはありません!恐らく今回のチューニングにより何らかの良い結果が得られると思います。 チェックポイントについては本連載の第3回で解説しましたが、ここでもう一度簡単におさらいしておきます。 PostgreSQLでは、共有バッファ上のダーティページをすぐ