2023年9月17日のブックマーク (1件)

  • [1]茗荷宿 ~『しみのすみか物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~

    姉妹ブログのこの方から、 「そろそろミョウガの話を取り上げなさいよ!」 と圧力がかかりましたのでヾ(๑╹◡╹)ノ" 石川雅望『しみのすみか物語』(文化2[1805]年刊) 国書データベース ※国文学研究資料館所蔵 (CC BY-SA) 【原文】 田舎渡らひして、絹《きぬ》を商ふ商人《あきびと》、日暮れぬれバ、或る家の戸を叩きて、 「宿借りなむ」 と言へバ、承《う》け引きて、開けて入れけり。 主《あるじ》のは、恐ろしき心持ちたる者にて、此の旅人の包みの重りかなるを見て、 「如何《いか》で此の包み忘れて行《ゆ》けかし。我が物にしてむ」 と思ひて、主に囁《さゝや》き言へバ、 「茗荷《ミやうが》をひたる人は、心呆《こゝろぼ》けて、物忘れする物なり」 と言ふを聞ゝて、菜《あはせ》の実の、皆、茗荷《みやうが》を入れてはせつ。 扨《さて》、商人は、明け暗《ぐ》れの空に起き出でゝ、立ちて行きぬ。

    [1]茗荷宿 ~『しみのすみか物語』より~ - うきよのおはなし~江戸文学が崩し字と共に楽しく読めるブログ~
    sg8yktrt
    sg8yktrt 2023/09/17
    落語にもある有名なお話なんですね。ミョウガの物忘れの作用で荷物を盗っちゃおうとするところが憎めません💦いかにも失敗しそうです。でも面白かったです。ミョウガールの圧力もよかったってことですね。