かつて被災し、避難所運営に関わった男性は「こうした支援は困る」と声をあげることができなかったと話します。 「言えるようになるまでに5年ほどかかりました」 被災地を支援したいという思いで送る支援物資。 送る前に、本当に必要かどうか考えてみませんか。 1月3日、SNSで徳島県が石川県に届けたある支援物資が話題になりました。 「弾性ストッキング」 職員を派遣する際、1000セット分を届けたと徳島県がX(エックス)で伝えると、当初は「今すぐ必要なのは水と食料!」「なぜストッキング?」と批判するかのような投稿が相次ぎました。 弾性ストッキングは、締めつける力の強い特殊なストッキングです。 避難所などでのいわゆる「エコノミークラス症候群」を予防するために活用されるもので、徳島県は県内メーカーと連携して災害時に備えて備蓄していました。 その後、用途が伝わると、一転「こういうものこそ必要だ」という声があが