大阪府と大阪・堺両政令市を再編する大阪都構想実現に向けた3者の協議会を巡り、堺市の竹山修身市長は3日、松井一郎知事と橋下徹・大阪市長と府庁で会談し、参加に必要な条例案の2月市議会への提出を見送ることを正式表明した。 都構想から、堺市は事実上、離脱する。 会談で、竹山市長は「今の(政令市)制度でやっていくのがよい」とし、「堺市は政令市になって6年目で、もっと権限と財源を使って発展したい。納得できない条例案を議会に提出はできない」と説明した。 これに対し、橋下市長は昨年11月の府知事選で松井知事が当選したことを踏まえ、「都構想を進めていこうという堺市民の民意を無視していいのか」と協議への参加を呼びかけたが、物別れに終わった。