電通・楽天がジョイントベンチャー「楽天データマーケティング」を立ち上げた。楽天が持つビッグデータと顧客基盤、電通のマーケティング力を組み合わせた点が強みだが、具体的にどのようなビジネスを展開していくのだろうか。 「10年後には日本の広告界をリードするような会社になっているだろう」――楽天の三木谷浩史社長がそう語るJV(ジョイントベンチャー)が誕生した。 その会社とは、楽天と電通が共同出資して立ち上げる「楽天データマーケティング」。楽天が持つ「楽天会員」の9000万人の顧客基盤や、インターネット通販(EC)サイト「楽天市場」で取得した購買データなどのビッグデータと、電通の強力なマーケティング力を組み合わせた法人向けマーケティングサービスを展開していく。設立は8月中旬、営業開始は10月を予定している。(関連記事) 楽天データマーケティングの社長には、ヤフーやGoogle日本法人で要職を歴任した