インターネットには悪質なWebサイトが多数存在する。個人情報を盗もうとするフィッシング詐欺サイトや,架空の料金を請求するワンクリック詐欺サイト,OSやアプリケーションのセキュリティ・ホールを突いてスパイウエアなどをインストールさせる攻撃サイト――などなど,枚挙にいとまがない。 ただ,いくら“罠”を仕掛けても,待っているだけではユーザーにアクセスしてもらえる可能性は低い。そこで,「魅惑的な動画がタダで見られます」「懸賞に当選しました」「アクセスしないとアカウントが無効になります」――といった誘い文句や脅し文句を並べたメールを不特定多数に送信して,悪質サイトへ誘導するのが常套手段。 しかし最近では,新たな手口も増えてきた。多数のユーザー・アクセスが見込めるサイトの広告スペースを悪用する手口である。もちろん,真正直に広告を打つわけではない。「フィッシング詐欺サイトはこちら」「ワンクリック詐欺に遭
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