英ソニー・エリクソンは約1年半ぶりにNTTドコモへ携帯電話端末の供給を再開する。米グーグルの携帯向け基本ソフト(OS)、アンドロイドを搭載したスマートフォン(多機能携帯電話)を今春までに国内市場へ投入する。ソニー・エリクソンは昨年末にグローバル戦略商品として同製品を発表しており、日本での供給先が注目されていた。 ソニー・エリクソンはドコモ向けの端末供給を08年夏を最後に停止していた。日本市場向けの開発人員は大幅に縮小し、世界市場向けの開発へリソースを集中投入させており、ソニー・エリクソン初のアンドロイド搭載スマートフォンはその成果の一つ。 米国大手事業者のAT&Tがアンドロイド搭載スマートフォン5機種を今年前半に発売するなど、国内外の事業者は調達戦略で「アンドロイド」と「スマートフォン」を両軸に据える。ドコモは台湾HTC製に続く2機種目のアンドロイド搭載端末になる。