ニンテンドー3DS「プチコン3号 SmileBASIC」を使った中学校の授業から見えてきた“義務教育過程におけるプログラミング教育の意義と課題” ライター:戸塚伎一 宇都宮大学教育学部附属中学校。取材当日の公開授業は各教科の担当教年・クラスに分かれて実施された 2017年6月16日,栃木県宇都宮市にある宇都宮大学教育学部附属中学校において,第62回公開研究発表会が行われた。同校が平成26年度より4か年計画で取り組んできたテーマ「思考を深める授業の創造」の成果を公開授業や授業研究会,分科会形式で発表するとというもので,多数の教育関係者が訪れていた。 一見,ゲーム情報サイトとは縁遠い催しだが,公開授業の一つである3年生クラスの技術・家庭科(技術科)授業「プログラムによる計測・制御」では,ニンテンドー3DS LL(以下,ニンテンドー3DS)を使ったプログラミング学習が行われている。 ゲーム機が教