2009年旧正月明け特別企画(3):グラフィックス&DirectXロードマップを整理する ライター:本間 文 太陰暦の正月休みを終え,台湾や中国のPC関連ベンダーが動き出した2009年2月というタイミングで,PC業界における主要プレイヤーのロードマップを確認しようという特別企画。最終回となる今回は,お待ちかねのグラフィックスロードマップを整理してみよう。NVIDIAとAMDの2巨頭はもちろん,Windows 7の出荷を控えるMicrosoft,そしてIntelの動向も要注目だ。 →2009年旧正月明け特別企画(1):IntelのデスクトップPC向けCPU&チップセットロードマップを整理する →2009年旧正月明け特別企画(2):AMDのCPU&チップセットロードマップを整理する 55nmプロセスを採用したハイエンド製品,「GeForce GTX 295」と「GeForce GTX 285」
●人材を引き入れて変身を繰り返すNVIDIA NVIDIAの技術的な方向性は、同社にどんな人物が加わったかによってわかる。NVIDIA GPUの最大の転機となった「GeForce 8800(G80)」の背後には、並列コンピュータのアーキテクトであるJohn Nickolls(ジョン・ニコルズ)氏(現Director of Architecture, Nvidia)がいた。Nickolls氏は、超並列SIMD(Single Instruction, Multiple Data)スーパーコンピュータ「MasPar Computer」のアーキテクトだった人物。MasParのアーキテクチャを、部分的にGPUに持ち込んだ。「(MasParとG80には)違う部分も色々あるが、元になっているアイデアは非常に似ている」とNickolls自身も語っていた。 NVIDIAの人材集めはGPUハード絡みだけではな
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